愛情や慈しみ

私は、家事が意外に好きだ。特に洗濯物を干す事と、皿洗いがストレス発散になるほど好きだ。
ポイント無し出会いサイトで結婚する前、5人家族だった頃は別段、母親の手伝いをするのが好きだったわけではないのだが、片付けなどをして
仕事から帰ってくる母を驚かせるのが好きだった。
結婚した後、夫と暮らし始めた頃から炊事洗濯は、私の趣味のようなもので、出勤前の家の掃除やら洗濯物干しは楽しみの一つだった。
人にこの話をすると「ご主人、喜ぶわね〜」と言われるが、夫は私が掃除をしてもしなくても気づかない。
男の人たちの中でも、敏感な人は気づくだろうが夫は超がつくほど鈍感である。
だから、別に彼に喜んでもらいたくて行っているわけではなく、ちらかった家に自分がいれないだけである。
家族が増えるにつれて、炊事洗濯はめんどくさくなると母が言っているが、洗濯物を干すときなど「科学」だ、と思いながら干しているし、
皿洗いは「芸術だ」と思いながら洗ったりしているので、きっとポイント無し出会いサイトばかりやっている私にはストレス発散にしかなりえないだろう。
育児中の友達が、育児ノイローゼぎみになっており、ご主人と大げんかをして赤ちゃんともども我が家に泣きながらやってきた。
ご主人の事は好きだけど、育児しながら家事は大変だから手伝って欲しい、でも手伝ってもらうとご主人の適当加減がムカツク、そうだ。
精神的にまいっているせいもあるのだろうが、ご主人もこれは大変だろうと思った。
案の定、彼女たちを迎えにきたご主人もげっそりとしていて、私の家に入ってきたとたん「家が片付いているっていいですね〜」と皮肉にみちた
言葉を発した。とたん、私の前で夫婦げんか勃発である。
どうせとめても無理だと思った私は、けんかする二人をよそ目に二人のために「1日にこれだけやれば家がきれいに見えるリスト」を作った。
洗濯物する、ご飯を作る、皿を洗う、この3つである。掃き掃除は週に1回週末にやればいいのだ。この3つを二人で分担すればいい、お互いの
仕事には口をださずに、とりあえず育児に慣れることを二人に説いた。落ち着いた二人はラブラブで帰ったが、私は疲労困憊だった。
夫婦とはいえ、やはり炊事洗濯は分担して行える方がいい。
女性は、夫への愛情や慈しみの気持ちだけで自主的に家事が行えるけれど、男の人はそうはいかないようだ。
人の家の事をいう前に、我が家も夫をもっと家事に参加させねばと思う今日この頃である。